2017年1月30日月曜日

自分を好きですか?



人を嫌って悪口ばかり出てくるとき、自分を自分自身を嫌っていないかどうか、自分に問いかける必要があると思います。

私たちの他人への感情は、自分自身への感情を投影していることが少なくないと思います。

誰も信じられないと感じる時、本当は自分を信じれないのではないでしょうか。
誰もかれもが嫌いと思う時、本当は自分自身を嫌っているのではないでしょうか。

私のそんな考えとぴったりと一致する文章に、最近接しました。
イギリス生まれの作家バーネットの名作『秘密の花園』にある一節なのですが、少し長くなりますが、勉強になるので紹介します。

大きなお屋敷で召使さんをするマーサが、10歳のつむじ曲がりでわがままな女の子メアリとした会話です。
メアリは自分は誰にも好かれていないと信じ込んでいます。「わたしのこと好きな人なんかいないもの」その言葉を聞いて、マーサは考えます。

「あなたぁ、自分のことは好きなんかね?」とマーサはききました。
メアリはちょっとためらって、きかれたことを考えてみました。
「ぜんぜん好きじゃない――ほんとに」とメアリは答えました。「でも、そんなこと、今まで考えたこともなかったわ。」
マーサは、なにか家のことを思い出したように、ちょっと笑いました。
「おっ母さんがそれと同じことを、うちにいうたことがあるんよ。」マーサはいいました。
「おっ母さんが洗濯だらいで洗いものをしていたとき、うちはむしゃくしゃしていて、人の悪口をいうたことがあったの、そしたらおっ母さんが向き直っていうには、『なんて意地わるい娘だね、あんたは! そこに立って、この人きらい、あの人きらいとか、いいつづけて。いったい、あんたは自分のことは、好きなんかい?』それでうちは笑うてしもうて、それですぐに自分がおかしかったことに気がついたんよ。」

これは、人の心の機微に触れた非常に深い話だと思います。

私たちも「自分は誰にも好かれていない」という気持ちに陥ることがあります。
その時に「あなたぁ、自分のことは好きなんかね?」と、
自分に問いかけてはいかがでしょうか。
誰も自分を好いてくれていないという思いこみが、
自分自身を嫌っている心の反映に過ぎないことが見えてくると思います。
そうしたら、笑いましょう。
笑ったら、きっと気分が変わります。

種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー種村修)
<連絡先>
℡:090-8051-8198
メールアドレス:tanemura1956@gmail.com


2017年1月28日土曜日

夢の活用



夢は潜在意識のメッセージです。
また心の現在の状態を表わすシグナルでもあります。

潜在意識は伝達の手段として、夢というイメージを送って何かを伝えているようです。
その意味合いを知って活用すると、自分への理解と気付きが深まります。

潜在意識が送り込む夢のイメージは、自分が気づかない本音や自分が忘れていたり抑圧してみないようにしている側面を、はっきりと見せてくれることがよくあります。
またのりうつりの影響や、外部の想念を取り込んで不調になっている状態を示すこともあります。

気になる夢が出てきたとき、数日前にあれっと思った出来事や、どうして自分はこんな失敗をしたのだろうと感じたこととつながっている場合があります。
どうしてそうなったのかの、深い心の原因を夢が指し示している場合があるのです。

気になる夢を見たときに、まずすることは、前日の自分の行動と思いを振り返ることです。
なにか夢の引き金になるような行為や思い、出来事がある可能性があります。
それが心に影響を与えて、気になる夢につながったのかもしれません。

「ああ、この行為が原因で、こういう夢につながったのか」と理解できたら、ひとまずは納得できます。
しかし自分にとって何か重要なことを告げている夢は、それでもやはり気にかかります。
こういう時は、気にかかるという感覚を信じて、探究を続けるほうがいいと思います。

数日前の出来事で、何かつながっていることがないだろうかと振り返ることも意味があります。
過去の強烈な出来事や思いを抑圧している場合、それが象徴的にイメージとして出ている場合もあり、今なおそのことが尾を引いて影響を受けていることを、夢が教えている場合があります。
長く考える必要はありませんが、何度かその夢の意味に思いをはせていくと、ふと気づくのです。
その気づきをもとに自分を振り返ると、さらに大きな気づきにつながります。

夢は心のメッセージであり、心の現在の状態を表わすシグナルなのです。

今、潜在意識も含めた自分の心がどんな状態なのか、なぜこんな夢を見たのかと問いを発し、色々な出来事とつなげながら問いかけを続けると、答えはやってきます。
自分の心を信じて、問いかけ、気づきを得てそれをさらに深めることで、私たちは自己カウンセリングでき、成長することができます。

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2017年1月27日金曜日

掃除の力⑦・・・リセットする力



カウンセリングのブログで、あえて掃除について取り上げているのは、大きな意味があります。
自分が今の苦境を打ち破りたい、変わりたいと思った時に、掃除の実践が非常に大きな意味を持つからです。これは体験を通して確信です。

悩みや混乱のさなかにある時の自宅や自室を見てみると、まず間違いなく雑然としています。
不要なものが数多くあり、執着がそこに込められています。
掃除ができていなくて、雑然としており、汚かったりします。

こういう時に、家の掃除に徹底して取り組み、部屋がきれいになってくると、心がリセットされて、意欲が生まれてくるのです。
また、きれいになった空間は、心もさっぱりして、モヤモヤした気持ちが薄れていきます。
そうした体験を何度もしていますし、そうして変わっていった人を見てきてもいます。

リセットするには、自分に必要がないものは、バッサリと捨てることが必要です。
ゲームであったり、本や雑誌であったり、ハンドバックであったり、洋服であったり、人によっていろいろだと思いますが、今不要で、これからも当分使わないだろうというものは、まずバッサリと捨てることが必要です。
これが「捨」です。
これは自分が生まれ変わる決意の行動化でもあります。
過去の執着していたものに引っ張られるのを断つために、「捨てる」ことがまず必要です。

この機微を断捨離という言葉で、上手に表現している人もいます。
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。

いらないものを断ち、捨てる。
これによって執着を断つことが促されます。
これが変化への第一歩となります。

次に家の中、部屋の中を徹底的にきれいに掃除することです。
悶々としていた想念はさまざまな汚れと一緒になって、部屋中に付着しています。
その汚れがそのままだと、過去に出していた悩みの想念に取り囲まれているようなものです。
これを徹底的にきれいにすると、家の中の磁場が変わります。
悪い想念が入ってきにくくなり、自分でも発しにくくなるのです。
気分が変わりますので、心が洗われたような、白紙の状態で物事に取り組む意欲が出てきます。

残った必要なものは、同種類のものを分かりやすく一か所に分類整理して、保管します。
整理整頓です。
こうすると必要なものが出てきても、すぐに見つかるので、探している余計な時間が短縮できます。生産性が上がるのです。

私は自宅での仕事の集中力を上げるために、仕事を始める前に、机と棚と窓ガラスとドアを拭き、床に掃除機をかけるようにしています。
その時間が惜しい気もするのですが、掃除してから始めると、集中力が各段に増すために、結局多くの仕事ができるようになりました。

掃除には「リセットする力」があると思います。

<ご相談、承っております>
種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー・種村修)
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2017年1月24日火曜日

掃除の力⑥・・・トイレの掃除



掃除で大切なポイントの第一は、前に書いたように外と内の境界部分の掃除ですが、次に大切なのがトイレや浴室、台所など、いわゆる廃棄物が出る場所の掃除です。
マンションでいうと、管理事務室や共用のトイレとゴミ置き場(ゴミの集積処)の掃除でしょう。

こうした場所は、身体から、あるいは家から出た汚れを廃棄する場所ということになります。
そのためにきちんと清掃しないでおくと、汚れが溜まってしまう場所です。
それは悪臭となったり、見た目の汚れになって、全体に悪影響を与え出します。

特にトイレは、人が一番嫌う廃棄物が出る場所です。
しかも、トイレは毎日何回も使う場所です。
私たちは必ずトイレに入ります。
だからこそ、トイレ掃除は大切なのです。

私は毎日自宅のトイレを掃除することに努めています。

方法は、洗剤を使いながら、雑巾で手洗いします。
便器の中も外側も、床も、時々は壁とドアも拭き掃除します。
長年にわたり黄ばみ等がついたところは、研磨スポンジ等で根気よく磨きます。

毎日きれいにしていると、ほとんど汚れはありません。
それでも毎日欠かさず掃除していると、トイレを使う時に、空気が違います。
清潔な感じがして気持ちがいいのです。

トイレ、台所、風呂は水回りといいますが、水回りは汚れを水で洗い流してくれる場所です。
ここが汚いと、部屋全体にその汚れの影響がにじみ出てくる気がします。
だらしなく、不潔な感じが全体に漂うからです。

不思議なことに、トイレをきれいにすると、人は喜びを感じます。
ある高校生に自宅のトイレ掃除を指導したことがあるのですが、細かな掃除のポイントを伝えながら掃除してもらいますと、隅々まできれいになっていくのを実感しました。
その時の子供の表情は、充実感で明るく晴れ晴れとしたものでした。
私も中学時代、学校のトイレを黙々と掃除して、非常に充実感とすがすがしさを感じたのを思い出しました。
トイレ掃除は、私たちの心を高めてくれる効果があるような気がします。

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2017年1月23日月曜日

掃除の力⑤・・・きれいになると無性にうれしい



掃除は、どこか一カ所を丁寧にきれいにすると、喜びが湧きます。
今まで汚かったところが、目に見えてきれいになると、無性にうれしくなるのです。
この喜びが、掃除の原動力になります。

そのためには、落ちないで残っている汚れを確実にきれいにする手段を知ることです。
私が一番お勧めしたいのは、研磨スポンジ(メラニンスポンジ)です。
大抵の汚れは、これで落とせます。
研磨剤が入っているので、傷をつけてはいけないところは、注意が必要です。
それさえ気をつければ、金属の傷でも、ペンキがぬってあるモノなら見えなくなります。

お風呂の浴槽の樹脂が使ってあるのは、研磨スポンジはNGといわれているのですが、髪染めの液体が浴槽について洗ってもとれないので使ったところ、ほぼ見えなくなりました。

まずきれいにして、きれいになった時の喜びを味わうことが大切です。
一か所きれいになると、別のところもきれいにしたくなってきます。
それが掃除を続けるエネルギーになるのです。

なぜ汚れを取ることがこれほどうれしいのか。
それには理由があると思います。

本当は私たちの心が、毎日人と接したり、色々な情報に接したり、色々な欲望や怒りや悩みを経験していて汚れているのではないでしょうか。
その汚れを取り除いて、本体のきれいな自分になりたいという、深い欲求を持っているのではないでしょうか。
掃除で汚れが落ちたときの何とも言えないすがすがしい喜びは、本当は心をきれいにすることの喜びを、暗示しているように思えてなりません。

掃除が心の修行につながり、心の成長につながるのは、外の汚れから内なる汚れへと、知らず知らずに目が向くためではないかと思います。

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2017年1月22日日曜日

掃除の力④・・・品性を磨く



ゴミの出し方には、その人の品性が現れます。

きちんと分別して、出すべき場所に、出すべき時にきちんとゴミを出す人は、品性が優れています。
缶の中にタバコの吸い殻や乾電池を一緒に混在させて出す人は、品性を落としています。
可燃ごみの袋に燃えないごみを入れて、未回収になって散らばっているごみは、出す人の品性の低さを露骨に表しています。

ゴミを分別して出すのは、少し手間がかかります。
きちんと意識することも必要です。
最低限の知識も必要です。

でもきちんと回収されて再利用の資源となったり、効率的に回収され処分されることで、住んでいる場所が豊かで清浄になります。

マンションのゴミ置き場を見ると、そこの住民の品性が分かるといいます。

ペットボトルはラベルやキャップを外して出すのは普通ですが、きちんとつぶして出す人は、搬送する人の手間を考える思いやりがあります。
空き缶でもつぶして出すと、より多くの空き缶を運べるので、回収する人が助かります。

雑誌と新聞を別々に出す人は、再加工するまでの手間を省いています。
紙類はビニールの袋を使わず紙の袋に入れてだすひとは、やはり先の工程での手間を省いています。

つまりゴミの出し方に、思いやりや品性、あるいは教養の違いが出るのです。

マンションでしっかり管理されているところは、ゴミの出し方がきれいです。
きれいに積み上げらえていますし、ちいさなゴミ袋は大きな袋にまとめるか、3~4個がまとまってくくられています。
カラスの害を防ぐためにネットがかけられています。
缶や瓶を入れるコンテナもきれいに拭かれており、汚れがない状態が維持されています。
そのマンションの住人や管理員の品性が、ゴミの出し方に出てくるわけです。

ゴミの出し方で、その人の品性やさらには教養まではかられるので、決しておろそかにできません。
見方を変えると、ゴミの出し方を整えることで、品性を磨くことができるということです。

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2017年1月19日木曜日

掃除の力③・・・汚れを取る意味



部屋でも外壁でもガラスでも、毎日ホコリが溜まり、汚れが付着してゆきます。
これは毎日必ず、そうなります。

汚れはさまざまな想念やストレスを吸い込んでいます。
汚れはたんに汚いというだけではなく、ストレスや想念を吸い込んで、そして発散しているのです。
そこにいる人は、その邪気の影響を毎日受けます。

だから、掃除することが大切なのです。
特にあまり普段掃除していないところ、目立たないところには、必ず埃や汚れが溜まっています。
それを掃除機で吸い取り、雑巾で拭きとると、そこに蓄積されていたマイナスの波動がなくなります。
それは部屋の磁場を浄化し、住む人の気持ちを変化させます。

マンションでは、窓ガラスのサッシや格子、ブラインドは汚れが溜まりやすいところです。
その前を通るたびに、蓄積された邪気の影響を受けてることになります。
冷蔵庫の内側、外側、上部も、汚れが付きやすく溜まりやすいところです。
冷蔵庫を使うたびに、蓄積された邪気の影響を受けています。

邪気が溜っているとこはないかと意識しながら、普段見すごしている汚れをきれいにしましょう。
そういうところを掃除をすると、明らかに気分が変わります。

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2017年1月17日火曜日

掃除の力②・・・境界をきれいにする


掃除で大切なのは、境界をきれいにするということです。

境界とは、部屋でいえばドアと窓です。
一戸建ての家であれば入り口の扉や門であり、マンションでいえば出入り口の自動ドアや扉です。

人が必ず通るところであり、あるいは外から入ってくる場所です。
外で受けたストレスや邪気は、まずドアや窓を通して内側に入ります。
外と内の境界になっているのが、ドアと窓なのです。

さまざまなマンションを見ると、マンションは立派で高級感があるのに、
各部屋のドアが汚れているのをしばしば目にします。
見た目にはきれいでも、雑巾で拭くと意外に汚れているのです。

ドアの内側と外側をきれいにすると、出入りする時の気分が変わります。
毎日通るたびに感じることなので、ドアの掃除は非常に効果が大きいのです。

ガラスも、そうです。
よく管理されているマンションは、正面入り口の自動扉のガラスや、エントランスのガラスがよく磨かれていて、汚れなく透き通っています。
マンションの優れた管理員や清掃員は、毎日欠かさずこうしたガラスを拭きます。
毎日拭いたガラスというのは、清明さが全く違います。
同時に窓やガラスのドアの金属部分もピカピカです。
これは毎日拭くことで生まれる輝きです。

こういう状態のマンションは、入り口を入るだけで、気分が変わります。
すがすがしい気持ちになるのです。
その空間の磁場の感覚が、非常によい感じになるので、マンションを訪れたときに気をつけてよく観察し、意識して感じ取るとよいと思います。

外から内側にはいる時、気分が変わるということは、外から悪い思いや邪気を内側に持ち込むのを防止するということです。
また、外に出る時に気分が変わると、爽やかにスタートできるということです。

毎日の掃除で境界をきれいにする。
その効果は実践してみると体感できます。

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2017年1月15日日曜日

掃除の力①・・・空間の磁場を変える



掃除と心の状態には、深い関係があると思います。

部屋が汚れて雑然としている時は、心もよどんだり停滞しています。
多くの場合、行き詰ってストレスを抱えている状態です。
そういう時に、解決を焦ったり気分を変えようともがくより、
むしろ掃除に取り組むことで、気分が切り変わり状況が変化しはじめます。

やらなければいけないと思うのに、
なかなか仕事や勉強に取り組むことができなくて
焦りだけが高じてくることがあります。

私はそういう状態を何度も経験して、部屋の掃除をまずするようにしました。
床を掃除機で清め、ドアと窓ガラスを拭き、机や棚を拭きます。
不要のものは片付け、机の上をすっきりさせます。
そうすると、部屋の空間が変化して、雑念がない清明な磁場ができます。
非常に集中して仕事や勉強に取り組めます。

停滞感やストレスや無気力や焦りで苦しんでいるとき、
まず部屋の掃除から始めてみてはいかがでしょうか。
空間の磁場を変えることで、気分が変わり、
集中力が増し、仕事や勉強がはかどると思います。

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2017年1月8日日曜日

自分の尊さを受け入れよう



人から言動を非難されたり、性格の欠点や仕事の出来栄えを厳しく指摘されるとき、私たちはどういう反応をするでしょうか。

私自身が経験してきた3つのパターンを検討したいとおもいます。

①自分を卑下してすごく落ち込む。

②相手の問題点を取り上げて、相手を攻撃するか悪口を言う。

③冷静に受け止めて、相手がどうしてそういうことをいうのかを冷静に考え、自分の言動を振り返る。そして自分に何かを教えて気づかせてくれるチャンスかもしれないと受け止めて、自己改善につなげる。

「自分を卑下してすごく落ち込む」という①のパターンは、自分に自信がない時であり、特にうつ状態の時によく陥りがちです。
自分が自分を責めていたり、罪悪感や自責の念が強かったり、いずれにせよ自分に対する否定的な思いがある時に、落ち込みます。
そしてさらに自分を責めます。自己否定をします。
自分の尊さに気がついていないので、自我が自己を見下し裁き、否定するのです。

②の「相手の問題点を取り上げて、相手を攻撃するか悪口を言う」というパターンもあります。
自分を擁護するために相手を非難し攻撃し、悪口を言うのです。
相手がひどい人間であると主張することで、自分のプライドを守ろうとします。
自我が相手を下に見ることで、自分を守ろうとするのですが、そうしないと自分のプライドが守れない気がするのです。
つまり、自分自身は相手の言葉で傷つくような、非常にもろいものであると感じているのです。
それゆえに相手を攻撃することで、プライドを保とうと一生懸命になるのです。
自分の尊さへの確信がないのです。相手を否定しなければ保てないのでは、本当に自己信頼があるとは言えません。

自分の尊さを信じることができると、③のような対応が可能になると思います。
相手の言ったことのうち、真実である部分と、真実ではない部分を分けて、真実の部分は自分を振り返って、自己改善の機会ととらえます。
つまり、「自分が気づかない課題を教えてくださったのだから、これから変えてゆこう」と思うのです。
真実でない部分の非難については、真実ではないので言われても傷つきません。どうしてそう言うことをいうだろうか、相手を理解しようとします。
相手がそう言わざるを得ない事情を理解できると、怒りは湧きません。

なによりも自分の尊さを信じれる時は、相手の尊さも信じ、受け入れています。
自分が個性として尊いように、相手の個性も尊いと信じられるからです。
相手の尊さを受け入れると、相手を全否定はできません。
自分の尊さを受け入れていると、もちろん自分の全否定もできません。

相手の非難を、自分が向上するきっかけとしていこうとします。
向上の道が見つかると、そのきっかけを作ってくれた相手に対して感謝が起きて参ります。

自己卑下して落ち込むときも、相手の悪いところだけが見えて悪口をいう時も、自分が自分の尊さを受け入れていない状態にあると気がつく必要があります。
まず自分の個性の尊さを受け入れてみようと思ってください。
自分の尊さを信じ、受け入れようと思うことです。
そこがスタートだと思います。

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2017年1月7日土曜日

学びと依存②・・・自己信頼の欠如



依存の強い時、人は自分自身を信じることができないでいます。
自分が信じられないので、誰かに依存するのです。

自分を信じられないと、自分の感性も信じられません。
ですから、相手がおかしいと感じても、心の警告を無視してしまいがちです。
そして依存する方向へと自分を説得します。
「自分はダメだが相手の方は素晴らしい。だから、自分は今の自分を捨ててもっと素晴らしくなりたいから、その人の言うとおりにしよう」
こうなると、みすみす自分の自由と自分の個性を失ってゆく道に入ります。

もし本当に素晴らしい方であっても、相手は相手の個性があり、そのうえでの言動であり行動なのですから、別の個性である自分がその形だけをまねても、所詮は物まねでしかありません。
単なる物まねをしているときは、自分の立場や自分の個性にそぐわないために、周囲から違和感を持たれるに違いありません。
でも自分はなかなかそれに気が付きません。

自分を信じれないと、自分でない誰かになろうと一所懸命になってしまいがちです。
そして借り物の信念や考えや感覚を、あたかもそれが最高のものであるように顕示するようになります。

これが洗脳ですが、洗脳は自分が進んでされていくのです。
依存するからです。
依存する理由は、自分を信じれないからです。
自分を信じる、自分の心の声や感性を信じてそれに耳を傾ける。
たったそれだけのことが、主体性や個性の喪失、人生喪失の危険な淵から、私たちを守ってくれます。

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2017年1月6日金曜日

学びと依存①・・・仮面をかぶるとき


洗脳につながる学び方があります。
誰かの思想や考えに敬意を払うだけでなく、それに依存すると、洗脳が始まります。
依存心が強い時は、自分独自の考えや感性を信頼しないで、誰かの考え方や感性を丸飲みするような形で受け入れようとします。

これは仮面をかぶった状態になることを意味します。
自分が自分で考え感じ取ることに自信が持てないので、誰かのものをかぶって、その人の如くなろうとします。
カルトでは教祖の思想や行動、感じ方まで自分がそのコピー人間になろうとしがちです。
自己啓発でも、しばしば似たことが起こ得るようです。

そうした特殊な世界だけではなく、企業の世界で業績を上げている上司の言うことを丸ごと受け入れて、その人のコピーになることで成果を上げられるように錯覚するのも、同じことです。
上司の考えや行動に無条件無批判に同一化して、自分が自分でなくなっていくからです。

何かを学ぶには、熟達した人のすることや考えをまずまねることは、初歩の段階としては有効性がありそうです。
幼い子供は親の言動を全部まねることで成長します。
いったん丸ごと受け入れて、実際にやってみることで、何が起きるのかを見てみようとするのは、学びにとって有効であるでしょう。

しかし、危険があります。
自分の心が感じている違和感や、警告を無視して、あるいはその違和感を感じる理由を追求せずに保留状態にしていると、どんどん相手の世界に釣り込まれていき、その間にどっぷりと影響を受けるからです。
相手の悪い想念に支配され心が毒されたり、相手に心を支配されて考え行動する自由を失っていきます。
自分が自分でなくなっていきます。

やはり自分の心が発する警告、違和感は、耳を傾けるべきです。
違うと思うことは、何が違っていると思うのかを、自分で自分に説明してみるべきです。
そうしないと主体性と個性を失い、相手の仮面を知らず知らずのうちにかぶっていき、どんどん自分らしさを失っていきます。
親しい人から、「今のあなたはあなたらしくないよ」、と指摘されるのは、そういう時だと思います。

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