スキップしてメイン コンテンツに移動

マイナスの想念が溜まっていくとき


私は日常生活の中で、時折、マイナスの想念がどんどん膨らんで、身動きできないように感じることがあります。

どういう時にそうなるのかと振り返ると、一つの思いが膨らんでいき、身体が実際に重くて動けなくなる感じがします。体を動かすのもおっくうになり、外に出るのはもっとおっくうになります。そしてじっとしていて、テレビをつけたりネットを見たり、あるいは横になったりするのですが、頭をぐるぐる回る内容が気になって、少しも気晴らしができません。
「固まっている。」
まさにそういう感じがします。

こういう状態は、じっと考えれば考えるほど、どんどん重くなっていくことに気がつきます。じっとして考えていると、低い大地に水が溜まっていくように、マイナスの想念のエネルギーが溜まっていくようです。その想念エネルギーは重く、実際に身体が重くなった感じがします。考えれば考えるほど、ゴミもたまってきて、ぐるぐる巻きになる気がします。

この状態から抜けたときは、どういうときでしょうか。

私は戸外を散歩したり、身体を使ってする労働をした時に、身体が軽くなりだします。動くことで、ぐるぐるとたまっていく一方のエネルギーが軽減していくことを実感します。少なくとも固まらなくなります。重くて押しつぶされそうな気持から開放されます。

心身一如といいますが、本当に体と心の関係は不思議です。

体を使うことで、心が変化します。沈んで固まっていた心が、身体を動かすことで、心を抑えつけていたマイナスのエネルギーが発散できて、動けるようになるのです。

止まった水は腐ります。
流れている水は腐りません。

心も固まると腐ります。
動いて流動していると、腐りません。
これはうつ状態だった時に、実感したことです。

こういう明らかな経験を何度かすることで、わたしなりの処方箋が生まれました。

処方箋その1
ネガティブな気分になることは、考え続けるのをやめる。
どうしても考えなくてはならない時は、短時間で結論を出す。
結論を出したら、もうそれ以上は考えないで行動に移す。

もしも結論がなかなか出ないときは、それ以上考えることをやめる。

現実には、なかなかその通りに行かないことも多いのですが、この処方箋を出すことで、知らず知らずのうちに考え続けている自分に気がついて、ストップをかけることができます。
「この問題はこうすると決めた。だからもう終わったことだ。」
「この問題は、今いくら考えても結論が見えない。時間をおいて棚上げして、今は考えるのはやめよう。」
そういうふうに思うことができます。

処方箋その2
じっとするのをやめて動くことで、それまでたまったマイナスのエネルギーは発散できるのだから、まず体を動かそう。
運動したり、散歩するだけでも違う。
何か体を使う労働をすると、もっといい。

どうやら体を動かしたほうが、生き生きとした自分らしい状態になりやすいようです。そして行動すると、色々発見や気づきが生まれやすくなるので、自分が成長している感覚が強くなります。

処方箋その3
行動なくして気づき無し。
行動なくして成長なし。

私はこのような処方箋を出すことで、固まりやすい癖から徐々に脱却して、行動的になってきました。その方が生き生きと時分らしく生きているように感じています。

心理カウンセラー 種村修(種村トランスパーソナル研究所所長)
皆様のご相談をお受けしております。カウンセリングはおもにメールと電話によって行っております。ご相談されたい方は、下記へご連絡ください。
連絡先:℡ 09080518198

コメント

このブログの人気の投稿

境界性パーソナリティ障害7…特徴(4)怒りのブレーキが効かない

①感情がコントロールできない

境界性パーソナリティ障害の人も私たちも、もっている感情に違いはありません。ただ違うのは、私たちより「物事を強烈に感じ、より激しい形で反応し、自分自身の感情や行動をうまくコントロールできない」ということです。
境界性パーソナリティ障害の人の怒りは激しく、予測不可能で、筋道を立てて話をしても抑えることができません。大雨の後の鉄砲水や地震や、晴れた日の雷のようなものです。現れるのと同じように、消えるのも突然です。

もう聞いているしかないほど怒りの激流となるので、相手をする人は疲れ果てて行きます。仕方がないから感情をなだめるために、境界性パーソナリティ障害の人の言うままになってコントロールされている家族があります。これは非常に多くあるケースです。この場合、家族の心の中には、出すことのできない怒りが蓄積されていくので、家庭の中の空気が非常に冷たくとげとげしいものとなりがちです。 もっとも、境界性パーソナリティ障害の人の中には、自分の怒りを全く表現することができないという正反対の問題を抱えている人もいます。怒りがないのではなく、「少しでも怒りを表したらコントロールを失ってしまうとか、わずかな怒りでもそれを向けた相手が仕返しをするのではないかという恐怖心を抱いている」からです。怒りのブレーキが壊れているという感覚では共通しています。

通常このタイプの人は、怒りだけでなく、あらゆる感情が激しくて、それを抑えるブレーキが壊れているように感じています。それは彼らが痛みに対して、非常に過敏な心を持っているからです。ある専門家はこれを、全身の9割に重度の熱傷(やけど)を受けているような状態だといいます。「感情という皮膚がなく、わずかに触れたり、動いたりするだけでも、彼らは苦痛に悶えるのです」。ですから制御できなくて激しい反応が起きてしまうのです。
この敏感さは、境界性パーソナリティ障害の人が、潜在意識と同通しやすいこととも密接にかかわっています。鈍感な人であれば感じないので平気なことでも、潜在意識と同通して敏感な人にとっては、拷問なような苦しみを感じることがあるのです。心がむき出しになっていて、小さな刺激にも過敏に反応するのです。このタイプの人が、激しい猫舌であることも、しばしば見かけます。感覚も過敏であることが少なくないように思います。

②怒りの奥にある生き残り戦略…

境界性パーソナリティ障害1…愛情飢餓の苦しみを抱えて

1.決して珍しくない症状



境界性パーソナリティ障害は、最近増えつつあるのですが、対人関係が難しいという特徴があるので、大変厄介です。 リストカットを繰り返したり、自殺の企てを何度もしたり、摂食障害で拒食症や過食症に悩んだり、家庭内での親への暴力、援助交際などの性的逸脱などなど、こうした激しい行動の背景には、往々にして境界性パーソナリティ障害が潜んでいます。これに薬物への依存が加わることもあります。
そのために境界性パーソナリティ障害では、本人の苦しみが激しいだけでなく、家族やその周囲の人が振り回されてへとへとになっていくことが少なくありません。


特に境界性パーソナリティ障害への対応で難しいのは、通常の場合、その人を熱心に支えようとすればするほど、症状が悪化していくことです。親身に支えてくれる人に対して、どんどん要求をエスカレートさせたり、攻撃的で衝動的になったり、自殺の企てを繰り返すことも少なくありません。そのために親身になって支援しようとした人自身が傷つくことも多いのです。
アメリカではこの障害を持つ人は全人口の2パーセントもあり、さらに精神科外来患者の11%、入院患者では19%が境界性パーソナリティ障害の要素を持っていると言います。日本もそれに近づいてきているといわれています。



青年期に発症することが多いので、若い人の間では境界性パーソナリティ障害を持つ人は、大幅に割合が増えることになります。なかでも女性に多くみられ、80%をしめます。男性も20%を占めていて、性差がなくなっている現在では、男性が発症するケースも増える傾向があるようです。

2.見捨てられ不安と愛情飢餓

境界性パーソナリティ障害を持つ人は感情がとても不安定です。

たとえば、片時も離れたくないほどの恋人だったはずなのに、突然鬼のような怖い顔になり怒りまくる。たんなるお友達のはずなのに、夜中まで突き合せておきながら、翌日はがらっと態度が変わり激しく罵倒する、などなど・・・。

こうした極端に不安定な気持ちや言動の元にあるのは「相手に見捨てられるかもしれない」という不安です。しかも、その「不安」は、本人が思いこんでいるだけで、相手にしてみれば全く心当たりがない場合がほとんどです。そのため何を怒っているのか、見当がつきません。

境界性パーソナリティ障害の人は、大変深刻な「見捨てられ不安」をもっているのです。そのために、ささいな…

境界性パーソナリティ障害5…特徴(2)対人関係の不安定さ

①理想化とこき下ろし

境界性パーソナリティ障害の二番目の特徴は、人間関係が不安定で変動が激しいことです。
「理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、不安定で激しい対人関係」というパターンがあるのです。


理想化」というのは、「最高だ!」「こんな人に出遭えたのは初めて!」と感じて、相手を理想の人だと思いこむことです。


境界性パーソナリティ障害を持つ人は、自分を支えてくれ、愛情飢餓を癒してくれる人を常に求めています。ですから、これはという人物に巡りあえると、急速に相手に対する期待が高まります。そして「この人こそ、自分が求めていた人だ!」その思いが膨らむと、極度に理想化したり、万能な存在であるように思いこみやすいのです。

このタイプの人は、心の深いところで母親や父親の代理を相手に求めています。ですからその欲求を満たしてくれる人に出会うと、どんどん依存を深めていきます。

さらに境界性パーソナリティ障害をもつこのタイプの人は往々にして恋愛感情に入っていきやすいので、理想の相手に見えて恋心に火がつくことも少なくありません。しかし、これはこの人の中にある理想の父親もしくは母親の投影として、理想の恋人に見えているのであって、本当の恋心とはいえません。


もし恋人関係になったとしても、この関係は長続きしません。どこかで相手が支えきれなくなるからです。相手がその人のもつ過大な期待にしり込みしたり、あるいはもう飽き飽きしたという態度を取ると、境界性パーソナリティ障害の人は「見捨てられるのではないかという不安」に捉われます。
そこで必死にしがみつこうとしたり、相手の気を引く行動をとります。

それでもさらに相手が引くそぶりを見せると、激しい失望を感じて、「裏切られた!」と怒りを感じます。そうすると、今度は相手が攻撃の対象になりかねません。


些細なきっかけで、その人の何らかの要求が満たされないと、評価が180度逆転して、罵詈雑言を浴びせることもありがちです。そして「最低!」「信じて損した」「私の時間を返してよ」という具合に、激しい言葉を浴びせるのです。言葉だけでなく、行為で迷惑をかけることもあり、相手は翻弄されていくことになります。
②アンビバレント(両価的)な感情
このタイプの人を理解する鍵は、「アンビバレント(両価的)」な感情にあります。