自分の触れたくない問題に向き合うことは恐怖を伴いますが、それ以外にも様々な抵抗に出会うことがあります。
その一つに、身体症状があります。頭痛、吐き気、めまい、腰痛、胸の苦しみ、胃痛…等々、さまざまな身体症状が出ることがあるのです。
こうした身体症状は、潜在意識の反応が現れたものだと考えることができます。
本物の病気の症状であれば、医者に診ていただかないといけませんが、たとえばある記憶を思い出そうとしたりするときに限って出てくるものであれば、心理的な要因によるものと言えます。
私たちが自覚し、気づくことを拒んでいる思いや感情、記憶がある時に、私たちはそれを無意識のうちに潜在意識に押し込め、自覚しないですむようにしています。しかし、その思いや感情、記憶が無くなったわけではないので、身体に何らかの症状として現れてくることで、自分が問題を抱えていることしらせてくれるのです。身体症状は一種の潜在意識からのサインなのです。問題を抱えていることを知らせるサインです。
この場合は、身体やその症状に心を開いて、どんなサインを送ってきているのかを聴いてあげる必要があります。症状はサインなので、その意味を聴いて受け取ることができれば消えます。たとえば痛みの消滅などが起きるわけです。
まず身体症状というサインを理解しよう、受け止めようという姿勢が大切になります。身体と対話するとは、実際にはその症状の奥にある潜在意識と対話することを意味します。症状をよく味わい、どういう感覚が起きているかを詳細に感じとり、そして問いかけます。何を伝えてくれているのですか、と聞くのです。その答えが心に浮かぶのを待ちます。
すぐに答えが浮かばなくても、がっかりしないでください。そういう開かれた心があれば、ふと気がつく瞬間や、教えてもらえる瞬間があるものです。それは夢のなかかもしれませんし、誰かの言葉かもしれません。瞑想している時に、ふと気がつくかもしれません。
症状を潜在意識のサインとして捉えて、その意味を問おうとする開かれた気持ちを大切にすることが大切です。
いずれにしても自分自身と向き合って逃げないという姿勢、これが最も大切であり、自己変革の鍵はこの姿勢にあります。
いずれにしても自分自身と向き合って逃げないという姿勢、これが最も大切であり、自己変革の鍵はこの姿勢にあります。
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種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー種村修)
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