ある人がこんな夢を見ました。
シルベスタローンが、別の仕事で関わっている会社と販売契約の交渉をしています。シルベスタローンは、身体を鍛える時に使うマットレスを独自に開発したのですが、その販売権に関する契約交渉です。マットレス一枚の販売につき、彼の取り分はいくらで、マットレスの開発にかかったお金を別途支払ってもらうとか、細かな算段をしています。さほど大きくはない金額なのですが、すごく収入にこだわっている印象が残りました。
この人にとってシルベスタローンは、ランボー役では社会正義のために身を犠牲にして戦うヒーローであり、ロッキーはどん底から這い上がった英雄として、共感する大好きな人物です。
ところがその英雄的な人物が、細かな販売契約に腐心し、そろばん勘定をしていることに違和感を感じたと言います。
この夢は、密かにあこがれて心に描いているこういう自分でありたいという自己イメージと、お金に腐心してそろばん勘定をしている自分にギャップを感じ取ることに意味があったのかもしれません。
この人は、その両方ともに自分の心の中にあるものだと受け入れましたが、そこに違和感を感じた自分を新たに発見したと言います。
この人は結局、細かなそろばん勘定を忘れて、本来自分が成し遂げたいことに思いっきり専心してゆこうという気持ちを固めました。
夢は潜在意識からのメッセージです。自分の心のありのままの姿を教えてくれています。それを受け止めることで、自分の気づいていない側面を自覚することもできます。それに向かいあうことで、心の成長につながってゆくのではないでしょうか。
種村トランスパーソナル研究所(心理カウンセラー種村修)
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