洗脳を受けたとわかった時、
私たちは自分が洗脳の犠牲者であったことを知ります。
しかし洗脳は、カルトの指導者や虐待の加害者が
一方的に強制してきただけではないことに気付く必要があります。
実は自分で自分を洗脳してきたからこそ、
長い期間、その指導者や虐待者のもとに支配され依存してきたのです。
自分で自分を洗脳すること、
これを自己洗脳と呼びたいと思います。
カルトの指導者や虐待の加害者に依存していた時、
相手が言うことが非常識で常軌を逸していても、
自分が依存しているその人が間違いだと気づくことが怖いから、
無理やりそれを受け入れるための理屈を考えつき、自分で自分を説得します。
これが自己洗脳です。
自分で作り上げた説明は、自分の考えでもあるので、
自分の一部になっているはずです。
本当のことに目覚めるためには、自己洗脳に気がついて、
自分が自分を縛ってきた理屈から自由になろうと決意し、
自分の考えを点検することが必要です。
そのために、自分を見つめることです。
相手を責めるだけでおわらずに、
洗脳された自分自身の問題点を見つめてこそ、
洗脳から解放されていくと思います。
(提供)種村トランスパーソナル研究所
コメント