学生の頃、学内での深刻なトラブルで無為の底に沈んでいた時期がありました。
勉強も運動もできず、授業に出席することもできませんでした。
その頃の下宿の部屋はチリと洗濯していない衣類で埋まり、悪臭が漂っていたと思います。
無気力の淵に沈み込んだまま、身体も重く、毎日が憂鬱で生きている実感がない状態が続いていました。
その頃、本棚にあった古代インドの聖典を開くと、無気力で何もなさない人は魂が腐っていくと書かれていました。
ギクッとして、「今の自分だ」と思った、その衝撃を鮮明に覚えています。
「この状態を続けると自分は腐っていく」という恐怖に襲われ、反省が生じ、自分を変えようとし始めました。
そこでまずしたことは、部屋の掃除からでした。
思い返すと、無気力やうつ状態から脱する時は、たいていの場合掃除から始めていたように思います。
経営危機に直面していた会社に勤めたときも、朝一番に出社して、まず掃除から始めました。
この会社の再建は、中年の危機からうつ状態に陥った私の心の再建にリンクしました。
掃除には不思議な力があります。
掃除は、部屋や住まいの掃除を、少しずつ毎日行うのが基本です。
勉強でも仕事でも、何かを始める前にどこか一カ所をきれいにします。
するとそこを通るたびに、心がすっきりして、やる気が出るから不思議です。
毎日どこかを掃除していくと、だんだん住まいがきれいになり、同時に心もしゃきっとしてきます。
無気力で苦しんでいる時には、まず掃除からの出発が効果的かもしれません。
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