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自分の心の見つけ方

      1.心が分からなくなったとき   私たちが悩んだり、イライラしたり、どうしていいかわからずに混乱し、行き詰っている時は、自分の心が分からなくなっている時です。 私の心は、単一のものではなく、いくつもの意識の層に別れており、それが合わさった複合体です。ですから、自分の心を知りたいという時は、その各層の意識が何を感じてどう思っているかを理解したうえで、自分がどうしたいのかを決めるという作業が必要です。 私たちの心は、時にまったく正反対の矛盾した思いを、同時に持っています。これはその矛盾する思いをもつ意識の層が異なっているにもかかわらず、それをしっかりと分けて認識していないので、自分が分裂してしまうのです 大切なことは、それぞれに意識の層が感じている思いを無視したり、拒絶したり、抑えつけるのではなく、それぞれを受け入れてそういう思いが出てくることも理解した上で、最終的に自分自身がどうするかを選択するということです。   2.心の各層に問いかける   私たちが自分の心の各層を意識するときに、次のようにすると心が立体的に見えてきます。これは私が心理カウンセリングの中で経験的に学んだ方法です。 主に自分の心に問いかける質問形式でご紹介します。   ①肉体意識はどう感じていますか。自分の肉体は意識を持っています。その肉体意識が感じている肉体(身体)の声をまず感じ取ってください。   ②私の顕在意識、つまり現に今生活している「私」という意識は、これをどう思っていますか。どうしたいのでしょうか。何を感じているのでしょうか。   ③私の個人的潜在意識はどう感じていますか。個人的潜在意識は、生まれてから今までに発した意識の集積ですので、普段は忘れていても、思いだせることもあります。ここには、「過去に傷ついて仕舞こんだ思い」や、「抑圧した思い」、「感じることを拒絶した思い」、「傷ついた子供の私」などがいます。それがどう感じているかを知ることは、とても重要です。 実は個人的潜在意識も、さまざまな思いの複合体なのですが、ここではあまり気にせずに、最も自分にいま関係する部分との対話をしたいと思って取り組んでください。そういう思いを発す