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3月, 2014の投稿を表示しています

命の炎を燃やせ4 運命のいたずら

トリックスターの働き   人生には、「 運命のいたずら 」で人生が一変することがあります。運命を司る神様のおぼしめしとも見えないこともありませんが、その多くは深層潜在意識からの働きかけのように思います。 この思いがけない運命の内なる導き手のことを心理学では「 トリックスター 」と呼びます。私たちがトリックスターの抗しがたい力によって導かれることで、運命の激変とそれに伴う人格の変容を遂げます。 私たちの自我(エゴ)は、安定を求め、多く所有することも求め、社会的に評価されることを求めます。安定、評価、所有はエゴの特徴です。 ところが、トリックスターが働き出すと、変化を求め、自分の納得を優先し、自己放棄・献身の道へといざなわれます。 奴隷としてアメリカに売られながら、アメリカで身を立てて戦前の日本の大蔵大臣になって金融危機を救った方がいましたが、そこに見事なトリックスターの働きを感じます。 誰しも運命の急激な変動や思いがけない展開を経験することがあります。その背景にはトリックスターの働きがあるようです。  もっともトリックスターという特別の存在があるというより、そういう潜在意識の働きがあると捉えると、わかりやすいと思います。    トリックスターは人生の停滞を嫌うようです。会社勤めで毎日平凡な仕事にあけくれていたり、会社で出世できないことが見え出しお荷物になって停滞してきたり、ベテランの教師が同じことの繰り返しの中で成長が止まってきたり・・・。しばしばそういう時にトリックスターが現れます   私も人生では思いがけない出来事の連続でしたが、特に中年以降にそうしたことが増えました。今振り返ると、これはやはりトリックスターの働きが深層潜在意識で作用し人生行路を変えてきたように感じます。この導き手は、変化をよしとして停滞を嫌うようです。離陸を求め、単なるくり返しの人生を嫌う、そうした「成長」を求める意識が働いているのが分かります。どうやらそれはますます加速しているようです。  変化を加速することで人格が停滞せず、より成長していく方向へと向かう。それがトリックスターの狙いのように思います。   視点を変える   トリックスターの

心身を健康にする呼吸法の勧め

悩みと取り組む基本の構え   さまざまな方からメールや電話でのご相談をいただいておりますが、   悩みを抱えた方に共通していることは、呼吸が浅くなっているということです。 心身一如という言葉のとおり、心と体は密接に関係します。 心の問題を解決したいときには、「身」特に「呼吸」に注意を払うことが必要です。 これが正しく悩みに向き合うための基本の構えを創るからです。   お釈迦様の呼吸法の基本   先ずお願いしたいのは、呼吸を整えるということです。 正しい呼吸法が身につきますと、精神が安定して心が揺れなくなります。 またひらめきがよくなり、頭の回転もよくなっていきます。 全体的に血流がよくなって、健康になります。 心身の健康の維持向上のためには正しい呼吸法は非常に大切です。   お釈迦様の呼吸法をお教えします。 これはアナパーナサチという名前で呼ばれています。   吐く息を長く時間をかけて行います。 吸う息は短めにします。 息を吐くときは下腹部に力を入れて、下腹を絞るようにします。 腹筋を使って、下腹のお腹をへこますのです。 そうして息を吐き出すと、非常に大量の空気を吐き出すことができます。 またお腹も圧迫されるので、腹部の血流が心臓へ送り込まれます。   吸う時は、力を緩めるだけでいいのです。 筋肉の力を緩めると自然に空気を吸い込みます。 吐く息を 10 秒でした場合は、吸う息は 4 秒から 5 秒でできます。 吐く息を次第に長くして、 15 秒から 30 秒ぐらいまでのばしていきます。 これがお釈迦様の呼吸法の基本です。 お釈迦様の呼吸法は、長く息を吐く呼吸だと覚えて下さい。   吐くときに下腹の腹筋を使って下腹をへこませて息を吐きます。 これを特に丹田呼吸と言います。 丹田呼吸をすると、お腹の血流が心臓に大量に戻るので 血行が良くなります。 それにともない脳の血流もよくなるので、頭の回転が